ローン中の車でも大丈夫!ローン車を売却する方法と全手順

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ローン中の車でも大丈夫!ローン車を売却する方法と全手順

家族が増えてミニバンからノア・ボクシーみたいなワンボックスに買い替えたい。
急な引越で車が置く場所がない。
資金繰りが厳しくなって急に不要になったなど…

車は、その時々の生活スタイルに合わせて買い換えや売却をしなければいけないこともございます。

いざ買い替えようと思っても、まだローンの支払いが終わっていない場合はどうするか?
このまま売却しても問題ないのか?
また売却する為には、まず何をすればいいのか?

様々な不安や疑問を持っている方も多くいらっしゃいます。

この記事では、ローンの車をいかに効率よく、そして安心してお得にローン中の車を売却する方法をお伝え出来れば幸いです。

 

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 車を売却・買い替えをする際に多くの方が利用するのが中古車販売店やディーラーへの下取りです。
しかし、この多くの方が利用する車下取り…実は大きな勘違いがあるのです。

中古車販売店は基本的に、いかに安く車を仕入れるか…基本的に通常の車であっても、自動車オークションなどで仕入れる車両相場の約30%~70%程度(業者の裁量によって価格の変動があります)が下取りの相場です。
ディーラーは中古車の買取は専門外の為、相場観など知識の浅い中買取をする為、相場を無視した限りなく安い値段で買い取ろうとします。
通常の車であってもこの有様で、ローン中の車であれば、どうでしょう?

答えは、ディーラーでは買取不可もしくは引き取っても板金価格(2万円~4万円)程度。
通常の大手中古車屋では下取りや買取相場は出してくれますが、ローンを完済した後でないと買取は行ってくれません。
もしくは、完済の約束の下での買取。(この場合、完済した後に代金が支払われるので結局のところ同じことです。)

車の相場は目まぐるしく変動します。
ほとんどの場合がローンの残債の費用と現状の車の相場を比較すると、その価格に大きな開きがあることに驚かされます。
ローンで支払っている金額より車の相場が落ちる金額の方がはるかに大きいケースがほとんどであり、上記の通り通常の中古屋さん、もしくはディーラーなどで下取りや買取に出される場合は自分のお金を上乗せして、ようやく清算できるイメージです。
そんな中、新しく車を購入するとなると、一体いくらはらえばいいの?と途方に暮れてしまいます。

そこで、いかに効率よく合理的に、さらにお金が手元に残る車の売却方法をお教えいたします。

 

 

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・ローン支払い中でも売却は可能!売却方法は名義によって手続きが変わる
・所有権がない場合の買取手続きの手順と、必要な書類
・売却は専門業者に任せるのが楽
・売却してもローンが残ってしまう場合
新しい車も安く買う
・まとめ

 

◆ローン支払い中でも売却は可能!売却方法は名義によって変わる◆

▼本人または家族名義の車の場合

名義人の確認方法は車検証の記載を確認してください。
こちらに所有者という項目があります。
こちらで本人(自分)または家族である場合は、何も問題なく通常の中古車として売却することができますので、名義変更の書類を用意するだけでOKです。
※ただし、車を売却する権利は所有者にしかありませんので、家族が所有者(名義人)の場合は、本人の同意を得て、ご家族の方本人が手続きを行うか委任状などの書類を準備して事前に名義変更できる書類の準備が必要です。


・この場合の一番、高額で売却する方法ランキング

1位 ヤフオクで販売する(ヤフオクの出品ID取得が必要です)

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2位 車の業者オークションに出品する(知り合いでID所有している人がいたら借りるのが一番早いです)

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3位 中古車買取り業者(必ず業者比較をして最高値で売却する)

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▼ローン会社(信販会社)、ディーラー、クレジット会社などの場合

中古車販売店やディーラーなどでローンで車を購入すると、自動車検査証(車検証)の所有者の項目には、ローン会社やディーラーなどの名義になっています。
これを自分の名義にしたい場合は所有権解除のお願いをローン会社やディーラーにお願いするのですが、こちらは残念ながらローンの残債を完済する以外に道はありません。

では結局ローン中の車は売れないの?

いいえ、そんなことはありません。
世の中には自分の名義にできなくてもいいから車を欲しいという人は星の数ほどいます。


法律上は問題ないのか?

大手の買取業者などは顧客を逃さない為にあたかもローン中の車を売却することは違法と捲し立てておりますが実はちゃんとした譲渡契約を結べば一切問題ないのです。
例えば、ローン中の高級なブランド品のバッグを質屋に入れるとします。ローン中なので買取を拒否されますか?
そもそも全く問題ないのでローン中であるかどうかさえ聞かれることはないかと存じます。
ちなみに、こちらの例であげた高級バッグにも正式にはローン会社の所有権がついてます。
そう車の場合もこれと全く同じです。ちゃんとした合意の下での売買契約であれば一切問題ないのです。


では、ローン中の車を欲しい人はどうやって見つければいい?

それは、実はローン中の車を売却する専門業者があるのです。
俗に金融車や質流れの車なんかとも呼ばれることがありますが、ちゃんとした手続きを踏んでくれるので安心して任せることができます。
買取価格に関しましては通常の車の相場よりかは当然ですが落ちます。
おおよそ半額くらいでしょうか…
でも、一般の中古車買取業者などの場合は逆にお金を上乗せしないと売却できないことを考えると、それなりの金額で購入してもらえるので圧倒的にお得です。


◆所有権がない場合の買取手続きの手順と、売却に必要な書類◆

上記で説明した通りでローン中の車も売却できるをご理解いただけたでしょうか?
今度は売却までの流れですが、基本的には書類を用意だけしたら後は専門業者に電話で相談するだけの、一般の車を売却するより手続きが少ないので楽です。

売却するのに必要な書類ですが、こちらは業者によって異なります。


基本的に名義変更するわけではないので書類なんていらないんじゃないの?

仰る通り書類は表立っては必要ありません。
しかし、ローン中の車であることから売買後のトラブルを避けるために、専門業者買取りの売却するときに以下の書類を用意させられるのが一般的です。
(「売却後にそんな取引をした覚えがない」とか言われたら法廷論争にまで発展しかねませんからね…)

 

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・車検証(自動車検査証)/自賠責保険/リサイクル券

車検証は、どんな車でも絶対にあるはずですので今さら説明不要ですが、自賠責保険、リサイクル券も同様で、車検証が入っているファイル入れに大体の方が入れてあると思います。

 

・使用者の印鑑証明

市役所に行けばすぐに発行してもらえますが住基カードなどをお持ちの方でしたらコンビニでも印刷可能です。

 

上記の実印を押印した委任状・譲渡証

こちらは売買の際に専門業者の方が持参して持ってきてくれると思いますので実印だけ持っていけば大丈夫ですが下記リンクから印刷も可能です。

【委任状】
【譲渡証】

 

・納税証明書

こちらは納税していれば大体の場合、上記同様で車検証のファイルブックの中に同梱しているかと存じます。
未納の場合は査定価格が、その分だけ落ちる可能性があります。
※ちなみに翌年以降は新所有者の方が取り寄せで支払うのが一般的で、納税をしないと車検が取得できない為、未納の心配はありません。

・売買契約書(こちらは業者によりけりです)
こちらは業者によっては必要な業者さんもいるかもしれませんので一応、記載しておきます。
※仮に必要な場合は専門業者さんが持参してきますので署名捺印するだけです。


◆売却は専門業者に任せるのが楽◆

上記をすべてお読みいただければお分かりの通り、自分でローン中の車を欲しい人を見つける。
また書類関連や取引を自分だけでやる。

いずれも一般人がやるには現実的でないことがお分かりいただけたかと存じます。
結局のところ専門業者に任せるのが一番楽です。

しかも業者を選び間違えなければ、それなりの資金が返ってくるのと、取引も一瞬で終わります。
大体、電話したら、その日の内か遅くても1日、2日くらいで売却手続きが完了いたします。

そこで問題になる業者選びです。
老舗や美味しいことばかりを謳っているくせに安く買い叩いてくる業者が多い上に、狭い業界なので専門業者同士で繋がている場合が非常に多いです。

下記サイトは車金融のお店ですがローン中の車の買取も専門でやっているお店で、他店より1円でも安ければ増額とまで謳っていて、実際、評判もよいのでオススメです。
総額査定を謳ってウイルので実際に他店で見積もりを取って比較してみるのも良いかもしれません。

 

▼車金融車買取.com 車金融車買取.com

 


◆売却してもローンが残ってしまう場合◆

こちらはローン中の車買取専門業者に売却した場合であってもそうですが、売却で得たお金以上にローンは残ってしまうのはしょうがないことです。
払わなければ金融ブラックになり、今後一切ローン関係はおろか携帯さえ持てなくなってしまう場合もあります。

なので割り切って払っていくしかないわけですが、考えてもみれば当たりませの理屈です。
なぜなら一括で購入した人は、そのお金を既に支払い済みなのです。
ローンで買うということは前者同様の車を購入時は価値があった車を低資金で楽しむことができたのですから。

後半で価値が下がったらローンの価格も下がるなんてことはありません。
それはローン会社が初めに全額肩代わりしてくれているわけですから…

なので、ちょっとでもお金に換えられれば恩の字ということで割り切って払いましょう。
逆に本当はお金もらえるどころか車を手放すことでマイナスになるところを専門業者に売却することで現金が返ってくるだけでもありがたいと思います。

 


◆新しい車も安く買う◆

そして次に問題になるのが次に買う車の資金です。

ページの一番上の項目(目次の上)で説明した通り、一般の中古車屋さんやディーラーなどで下取りに出すと【ローンの残債を一括返済+新しい車の購入資金】と途方もない金額が必要になってきます。

しかしローン中の車の買取専門業者で売却した場合は手元に、それなりのお金が残ります。
こちらを使って、また中古車屋さんでローンを組んで買う。となると数年後にまた同じことの繰り返しで堂々巡りで借金は膨らんでいってしまいます。

では、どうすることが一番合理的で一番得な車選びなのか?

答えは貴方自身が他の人のローン中の車を買うことです。
市場の半額程度で買うことができ、売るときも、それなりの金額で売却できる。

もちろん車検も取れて、保険も入れて、場合によってはナンバー変更だってできる。
普通の車と何が違うか?ただ名義が違うだけで相場の半額程度で手には入ってしまうのです。

さらにローンの名義人がローンを支払い続けているわけですから長く乗ったら、自分名義に変更することだって可能な場合もあります。
仮にそうなったら再び売却する際は一般車として売却できるので逆に儲かってしまう場合も多々あります。

・購入のワンポイントアドバイス
購入するなら、売却する店舗で新しい車がないか聞くのがベストです。
大手専門業者なら大体相談すれば欲しい車種を在庫として持っていたりします。

ローン中の愛車を下取りに出すので、むこうも売ってもらえる手前、大体の場合は薄利で売却してくれるので、数万円程度の追い金で希望の車種が手に入ったりもします。
もしくはランクの低い車種に乗り換えるのであれば逆にお金が返ってくる場合すらあります。

一般の中古車販売店やディーラーに下取りに出すのはNGですが、ローン中の車買取業者に下取りに出すのは大正解です。
是非、併せて相談してみるのがオススメです。

 

 

◆まとめ◆

いかがだったでしょうか?

車は、高い買い物であり、手続きなども面倒ですが、多くの人にとってなくてはならない存在であり、今の生活状況に合った車に乗り換えることは、ごくごく自然なことです。

そのため、ローンの支払いが残っていたとしても、必要に応じて車は乗り換えることは決して損ばかりではないことをお解りいただけましたでしょうか?

記事内でも触れた通り、ローンの残債と生活状況を考慮して新しいカーライフを楽しむのもありかもしれませんね。
今後の車選びの参考にしていただけたら幸いです。